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第1回 ワークショップ実施報告

LBS Workshop Report (Vol.1 in Kyoto)

5月26日に京都光華女子大学にて、第1回LBSワークショップを行いました。様々な立場で英語教育に関わる方にご参加いただき、LBS指導法についてより多くの方に知ってもらい、英語の読み書き指導について学び合うことを目指しております。

ワークショップは成蹊大学の小野尚美よりLBS指導法の理論的な背景についてのお話から始まり、京都光華女子大学の田縁眞弓によるLBS指導法の実践ということで、オリジナル教材”Takoyaki Boy”の絵本を使ったワークショップを行いました。参加者がペアを組んで、お互いにインタラクティブにストーリーを読み聞かせる活動もあり、楽しく活発な雰囲気となっていました。

ワークショップの様子

休憩を挟んでの後半からは、ノートルダム学院小学校でのLBS指導法の事例紹介ということで、吉本連が中学年のオリジナルページ作成の活動について、オーガスティン真智が高学年のLBS指導と音韻認識を組み合わせた活動について紹介しました。

参加者に回答いただいたアンケートでは全員に「満足している」と回答いただいたほか、多くの方にLBS指導法を実践してみたいという意見をいただき、様々なフィードバックをいただきましたので、以下に一部を紹介させていただきます。

「指導理論がしっかりしていて、効果的であると感じたのでLBS指導法を実践してみたい。」

「対面でのワークショップが実際に講師の先生方ともお会いできて、ライブ感のある読み語りを聞くことも出来て最高でした。また教材を手に取り見ることが出来たので大満足でした。ありがとうございました。」

「読み聞かせという感覚的にやっていることを理論を通して理解できました。また、機会的になりがちなフォニックスをストーリーを通してやることはとても効果的だろうと感じました。」

「公立小学校では専科教員がいればLBSをとりいれられると思うが、担任には難しいと思った。公立小での取り組みが知りたい。」

「LBS指導が児童の読み書きに繋がっていることが改めて大変よくわかりました。今後音韻認識の観点でも絵本を選んだりその本をどう生かすか考えてみたいと思いました。」

「絵本の力は大きいと思うので、小学校のカリキュラムの1単元でも良いのでLBSの指導法が入ると良いと思いました。」

参加者の皆様にLBS指導法の理論と実践について詳しく知っていただき、またたくさんのフィードバックをいただき、学びの多い時間となりました。

「それぞれの学年、発達段階の児童に合った学びがあり、それが絵本、読み語りを通してであるところに魅力を感じます。」

第2回ワークショップは9月28日土曜日に名古屋にて予定しております。詳細な情報は近日中ホームページに公開予定です。今後ともLBS研究会の活動にご注目ください。